太れば太るほど「もったいない」
女性に多いのが、せっかくダイエットで食事に気をつけていても、
家族が食べ残したものがもったいなくて、つい食べてしまうことです。
これではなかなかダイエットといっては、その意味がありません。
また、子どものために買い置きしてあるおやつを、こそこそと食べてしまったり、
おやつの時間に子供に付き合って一緒に食べていては、決められた一日の総カロリーを簡単に超えてしまいます。
「もったいない」という心はとても大切なことですが、
ダイエットが今の自分に極めて重要だと感じているのなら、こうした対応は別問題になります。
食べ過ぎて太って、今持っている服がきつくなってしまって、大きいサイズの服を買わないといけなくなったり、
糖尿病や生活習慣病などになって、高額な医療費がかかれば「もったいない」なんていっていられません。
実際に、太ってくるといろいろな「もったいない」場面に出会います。
痩せるために高いダイエット食品を購入したり、ジムやエステに通うために高額な入会金を支払ったり、
お金をかけることがどんどん増えていきます。
体重が増えれば体が重たくなり、近所の買い物も歩いて行くのが嫌で、つい車やバスを使いたくなります。
そのうちに、足や腰が弱る、さらに歩けなくなります。
そうなると、病院へ通うために交通費がかかって、益々お金がかかる一方です。
料理をたくさん作って、にぎやかな食卓にしたほうが楽しいと思う人も多いでしょう。
しかし、飽食の時代とされる今日、全部残さずきれいに食べきることは、
健康的に考えてあまり良いことではないのです。
家族みんなが満足できる量があれば、けして質素ではありません。
余計に料理を作って、無理に、或いは過剰に食べる方が余程もったいないのではないでしょうか。